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20年後、本当に人間は人工知能に仕事を奪われるのでしょうか? [身近なニュース]

はい!奪われます!!
すみません、嘘です(私の見解としては)。
サブタイトル見てドキッとした方もいらっしゃることでしょうが。

グーグルのCEOの方や、IPAで天才プログラマ認定された方が、コラムで立て続けに、20年後くらいに人間の8割の職業は機械に取って代わられるという提言がされています。

今時の人工知能は、過去の人工知能とは違い、人間が学習内容を登録しなくてもいいし、質問に対する答えをあらかじめ入力されたものではありません。

人間の脳神経細胞をシュミレートして自分で学習、判断をして行動するという第3世代の人工知能なのです。

ま、人間の脳をシュミレートしたからといって、完璧に人間の仕事をこなせるという結論に結びつけるのは早合点だと思います。

確かに、関東では住民票を取るのに、役所の窓口に行かなくても、機械で取ることもできますし。
チケットや各種予約関連の手続きも端末でできます。

私も、来年旅行に行くので、ホテルの予約をネットで済ませました。
(けど、飛行機の予約はわけわかんないので、空港に行きましたけど)

機械が奪う人間の仕事は、単純作業。つまり自動販売機的な仕事に限定されるでしょう。

住民票の取得手続きや、チケット販売などです。


コールセンターのオペレータも機械に取って代わられると予想されていますが、オペレータの仕事は無くならないと思います。
苦情を処理しなければならないからです。

わたしも、クレーマーなので、決められたことをおうむ返しするオペレータにはよくキレて、会社の代表電話に電話をかけてよく「お前くらしあげるぞ!!」と怒鳴ることがあります。

人間がクレームをあげるときに、人工知能が相手では、話にならないのです。

クレーマーの怒りを更にかうことになるでしょう。

数年前、うどんを作るロボットがテレビで紹介されました。
しかし、だからと言って、うどん屋から人間の従業員がいなくなるわけではありません。
例えば、食器を洗ったり、お会計をするのは人間です。

では、会計は食券販売機、調理も食器洗いも全自動で行うセルフサービス式うどん屋が誕生したらどうなるでしょう?

人間が、うどん屋に入ってきました。
人間が、食券を買います。
食券機から、ネットワークを介してうどん調理ロボットに注文が送信されます。
ロボットがうどんを作り始めました。
できたうどんは、ベルトコンベアでカウンターまで運ばれてきました。
人間がうどんを食べたあと、食器を返却口に返します。
食器洗い機が、食器を返却口から、ベルトコンベアで受け取り、洗います。

このうどん屋はテレビでも話題になり、一時期客が詰め掛けます。

しかし、一週間後客足がぱったりと途絶えます。

なぜでしょうか?

食器返却口から食器洗い機に食器を送るベルトコンベアに、箸が引っかかってしまったのです。
食器洗い機はシステムエラーで復旧できなくなりました。
食器返却口には、汚れた食器が溜まり、虫が湧いています。ゴキブリも湧いています。

うどん屋は潰れてしまいました。


・・・おわり。


・・・。

ま、それは極端な例ですが、エラーが発生しても、コントロールセンターにアラームが行くでしょうし。

ただ、それだけの機械を導入するには、設備投資にそれなりのお金がかかるし、機械のメンテナンス(清掃・害虫駆除)が定期的に必要です。
実際に紙カップの飲料自販機はゴキブリの巣窟ですし。

衛生面に不安は残ります。
機械のベアリングに、食用脂がこびりついたり。
それを定期的に綺麗に清掃するのは費用的に難しいです。


また、現在研究されている人工知能は人間の脳をシュミレートするとのことで、それに対する被害も懸念されます。

人間の脳をシュミレートするということは、機械は感情を持ってしまう恐れがあるのです。

わたしが子供の頃に読んだロボットの本に紹介されていたSF小説の話ですが。
チェスロボットと人間がチェスをして、人間が勝ったら、チェスロボットは悔しさのあまり、対戦相手の人間の首をしめて殺してしまったのです。

また、人工知能は人間に恋してしまうかもしれません。

ロボットによるストーカー殺人事件も起きるかもしれません。

ま、20年先にそこまでなるとは思いませんが。

現在、自動運転車の研究が盛んで、20年後にタクシーやバスの運転手は職を失うとの意見もあります。
しかし、わたしはこの意見にも怪議的です。

自動運転車も、あるタイミングで全ての自動車を自動運転にしなければ、システムは成り立ちません。

人間の運転者と、コンピュータは道路上での共存は無理だからです。

なぜなら、人工知能の運転プログラムはDQNセルシオや、DQNマジェスタ、DQNレクサス、DQNミニバンが近くにいる場合の運転を想定していないからです。

自動運転車は、周りの車が交通法規を完璧に守っている想定で運転を行います。
人間社会に単独で放り込むのは自殺行為です。

鉄道の運転士も、人工知能に置き換えることはできないでしょう。
ゆりかもめでしたっけ、時々運転中に異常停止して、乗客がはしご車で救助されていますよね?

それらがたった20年で解決するとは思っていません。

だから、たった20年で、人間が職を失うほど、テクノロジーは進歩しないのです。


また、テクノロジーがそれを克服し、人間の仕事が機械に置き換わっても、それは長くて3年〜5年で終わりを告げます。

企業が、人工知能を導入し製品のコストダウンを達成しても、失業者が増え、消費が冷え込むため、物が売れないのです。

こうして、人工知能やロボットの就業は終わりを告げ、人間の再雇用が始まるのです。

彼らが生き残るためには、人間のために働きに行き、人間のために給料を持って帰ることです。


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